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中盤評価関数の精度向上、探索速度向上、クラッシュバグの修正などを行いました。
Thellの終盤探索ベンチマーク結果を公開しました。
BCC32のリソースコンパイラbrc32はFONTステートメントの解釈がVisual C++と異なるため、そのままではリソースファイルをコンパイルできないようです。BCC32でコンパイルする場合はThell.rcのFONTステートメントを適切な形式に書き換えてからコンパイルしてください。詳しくは徹底攻略! 猫でもわかるプログラミングの「リソースファイルの結合」の項を参照してください。(浜口さまよりご指摘をいただきました)
工学社「リバーシのアルゴリズム」に関する訂正を掲載しました。
ThellはGNU GPL2に従って配布されるフリーなリバーシゲームです。
Thellは以下のような特徴を持ちます。
現在ThellはGPLに基づいて公開されていますが、GPLに絶対的なこだわりがあるわけではありません。他のライセンス(修正BSDなど)での公開も要望があれば考えないわけでもありませんので、もしそうした要望があればメールでお知らせ下さい。
Thellは単体で実行可能なアプリケーションです。
ThellRVSはBearRev Professional用の外部思考ルーチン(プラグイン)です。
GNU GPL2に基づき公開されるソースコードです。Thell/ThellRVS/思考エンジン"spot"等のソースコードが含まれます。GPL2に基づき自由に変更、再配布することができます。
Thell 3.0.3 2005/09/30
過去のバージョンについては、欲しいという方がいらっしゃいましたらソースを差し上げます。
Thellのバージョン番号は、major.minor.revisionの3フィールドで構成されます。例えば2.1.0です。majorは一番大きな系列を表し、インターフェースの拡充やアルゴリズムの強化と言った大きな目標に焦点をあてています。minorはメジャーアップデート後の新機能追加のたびに値が増えていきます。revisionはバグ修正のたびに値が増えていきます。minor及びrevisionは、上位の値が増えると0に戻ります。例えば2.1.3→2.2.0や、2.3.1→3.0.0という具合です。
プロセッサ | Intel x86またはその互換プロセッサ。当然ながら、CPUが速ければ速いほど思考時間が短くなります。また、MMX等の拡張命令は一切使用していません。性能という観点からはPentiumMまたはAthlonXP/Athlon64がおすすめです。 |
OS | Windows XP/Windows 2000/NT 4.0(*1)/95(*1)/98/Me (*1)IE4.0以上がインストールされていること。シェル統合モードである必要はありません。 |
メモリ | 強さに応じてメモリを消費します。「強+」では200〜300MB程度のメモリを使う場合があります。 |
ランタイムライブラリ | 必要ありません。 |
上記の環境を満たしているのに動作しない、あるいは上記以外でも動いた、という方はご一報下さい。
インストールするには、ファイル一式を適当なディレクトリに展開してください。ショートカットなどは好きなように設定して下さい。
バージョンアップされる方は、別のディレクトリにインストールせず、元のファイルに上書きされることをおすすめします。
アンインストールするには、関連ファイルを全て削除して下さい。レジストリはHKEY_CURRENT_USER\Software\Seal Software\Thellを使用しています。設定も消去する場合にはこのキーを削除してください。
現在発見してはいるものの、時間的・技術的理由により直せていないバグ等の不快な挙動一覧。
主にWindows向けを中心として、Thellを開発する中で戦ったり、いろいろな機能を利用させていただいたソフトを紹介します。全て無料で入手及び使用が可能なものです。
WZebra
最強レベルのリバーシプログラムです。最強かどうかは意見が分かれるところですが、最速であることに間違いはないと思います。最近のマシンであれば25手程度はすぐに読み切ります。解析機能が充実しているため、Thellの性能評価にも使いました。Windows用WZebraの他にLinux用LZebra、終盤解析ルーチンだけを取り出したScrZebraなどがあります。最新のWZebraではメニュー等に日本語を表示させることもできるようになりました。また、思考エンジン本体「zebra」のソースコードも公開されています。
NTest
一説には「世界最強」とも言われるプログラムです。GPLに基づいてソースコードが配布されています。
vsOtha
xhl氏によるリバーシソフト。学科内オセロプログラミングコンテストの4強の1つで、vsOtha 13.06はThellを抑えて優勝しました。現在13.08が公開されています。安定した評価関数と、高速な終盤解析を誇ります。他のLogistelloクローンなプログラムと違いニューラルネットワークによる評価関数を採用していることが特徴です。またMPCによる前向き枝刈りも行います。GPLに基づいてソースコードが配布されています。
Booby Reversi
充実した定石と高速な探索で日本最強レベルと言われるソフトです。Thellは定石の部分で差をつけられて勝てないようです。
えみりゅん
コマンドラインで動くプログラムですが、作者自ら「強い」と評しているように強いです。Thellと互角といったところだと思います。また探索速度が高速です。とてもプログラミング初心者が作ったとは思えません。GPLに基づいてソースコードが配布されています。
ベア(BearRev)
タブブラウザ"Sleipnir"の作者として有名な柏木氏によるリバーシプログラム。RVSという外部DLLを用意することで、思考ルーチンを自由に追加したり、切り替えたりすることができるのが特徴です。また標準で用意されている思考ルーチン「ベア」もなかなかの強さで、先読み手数を同じにするとThellが負けることもあります。しかし探索速度が遅いのが欠点です。
パンダ(BearRev)
BearRevに付属する思考ルーチンの1つ。とにかく探索が高速で、中盤11手、終盤19手完全読み切りを一瞬でこなします。Thellは3.0.3でようやく追いついた感じです。
Oxelon
u-no氏によるリバーシプログラム。BearRev用外部思考ルーチンとして公開されています。学科内オセロプログラミングコンテストの4強の1つであり、正確な評価関数、高速な終盤解析、bitboardの採用、MTD(f)の採用などが特徴です。
アルゴリズム解説
Thell3の思考エンジン"spot"の方針と実装について解説しています。
FFOベンチマーク結果
The FFO endgame test suiteを用いたベンチマーク結果を公開しています。
メッセージカタログ(mcat)仕様書
Thellに喋らせるセリフを変えたいときに。
Thell命名規則
コードに関する命名規則。
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