Thell History
3.0系列
Thell 3.0.2 2005/07/17
- [ALGORITHM]反復深化を導入、深い読みで長考してしまう問題を軽減。平均して探索時間を20〜30%程度削減。
- [FIX]ThellRVSにおいて先読み手数が短すぎるとクラッシュしてしまう問題に(多分)対処。
- [CODE]標準C++に違反するコードを書いていたためg++やbcc32でコンパイルできなかった部分を修正。
Thell 3.0.1 2004/09/01
- [ALGORITHM]3.0.0に比べて中盤先読みを約20%高速化。
- [FIX]全滅手を排除していなかったため簡単に全滅できてしまう問題を修正。
Thell 3.0.0 2004/08/30
- [INFO]身内向けプレビューバージョンとしてリリース。
- [CODE]新しいAIエンジン"spot"を搭載。
- [ALGORITHM]正確で高速な置換表を実装。
- [ALGORITHM]パターンに基づく、高精度かつ高速な評価関数を導入。
- [ALGORITHM]効率のよいmove orderingによる高速な探索を実現。
- [CODE]コンパイラをVisual C++ 7.1(Visual Studio.NET 2003)に変更。
- [INTERFACE]棋譜をクリップボードにコピーしたり、クリップボードから読み込んだりする機能を追加。
- [CHANGE]Bear Reversi形式の棋譜の扱いを変更。棋譜の途中までさかのぼった状態で保存された棋譜でも、最後まで展開した状態で表示するようにした。
- [FIX]ウィンドウのリサイズ時にGDIオブジェクトのリークが発生していた問題を修正。
- [FIX]ウィンドウのリサイズ時に画面が激しくちらついていた問題を修正。
2.0系列
Thell 2.3.3 2004/01/30
棋譜ファイルを読み込むとクラッシュするバグを修正しました。
- [FIX]棋譜ファイルの読み込みが正常に行えなくなっていたバグを修正。
Thell 2.3.2 2002/05/10
コンパイラを変更しての試しリリース。内容的には何も変わっていませんので(サイズがほんの少し小さくなっています)、既にお持ちの方はダウンロードする必要はないかと思います。
- [INTERFACE]WindowsXPのcommon control version 6に対応。
- [SSTP]盲腸と化していたSSTP関連のコードをすべて破棄。本来のリバーシプログラムとしての本分を見つめ直す第一歩です。
- [CODE]コンパイラをVisual C++ 7.0に変更。
2.3.1 2001/08/28
置換表(transposition table)がらみのバグ修正。
-
[FIX]終盤の完全読みにおいても置換表が機能していたため、勝敗予想・獲得石数予想が不正確だった問題を修正。
2.3.0 2001/08/01
置換表(transposition table)を実装しました。
- [INTERFACE]Aboutダイアログボックスのテキストボックスにスクロールバーを追加。
- [AI]既に探索した局面を記録して再利用することで探索を効率化する置換表を実装。ThellAI(強)に採用。
- [FIX]探索中止のシグナルをキャッチして探索を終了させるコードがなぜか消滅していたため、ゲームの中止がスムーズに行かなかった問題を修正。
2.2.0 2001/07/25
評価関数の再設計、チューニング、SSP対応などなど。あちこちを変更したので予期せぬバグが紛れている可能性も高いです。気になる動作を発見されましたら連絡して下さい。
- [CODE]デバッグ用コンソールKnConsoleをSingletonパターンを用いて書き直し
- [CODE]Harpの主要データ構造の名前を大幅に変更。(cell_stat → Color , cell_t → Disc など)
- [CODE]メッセージカタログを取り扱うクラスを再実装。
- [ALGORITHM]評価関数をBasicAIから独立させて、Evalクラスを作成。
- [ALGORITHM]評価関数の再設計。各種パラメータを事前に計算して求めておくことによって評価速度を向上させた。また、統計的なそれぞれパラメータの重要度に着目してパラメータを調整した。
- [ALGORITHM]先読み手数の数え間違いにより、公称先読み手数よりも1手多く読んでいた問題を修正。
- [MCAT]メッセージカタログファイルの仕様変更。評価値に応じて台詞を変えられるようにした。
- [INTERFACE]アイコン・背景ビットマップを変更。
- [INTERFACE]ThellAI「神」廃止。「強」を従来の「神」と同じ先読み手数に。
- [ALGORITHM]探索中にゲーム終了地点が見つかった際、ゲーム勝敗判定を2回出していた無駄を排除。
- [SSTP]SSP(http://doichan.netbank.co.jp/ssp/)に対応。
- [FIX]Thellの存在するディレクトリを変更すると、mcatファイルのパスが元のままレジストリに残るためにmcatファイルを読み込めない問題を修正。
2.1.3 2001/06/09
SSTP関連の小規模な変更。
- [SSTP]何か(仮)のSSTP使用ポートが正式に9801番に移行し、11000番は廃止されることになったようなので、デフォルトポートを9801番に変更。
- [FIX]SSTP設定ダイアログにおいて、ポート指定のエディットコントロールが常にenable状態になっていた問題を修正。
2.1.2 2001/05/05
ボードクラスのチューニング。最近目新しい機能追加がありませんが、いろいろ忙しい為です。堪忍して下さい。次世代の評価関数、及び「何か(仮)」Direct SSTP対応など、基礎研究を続けている段階です。
- [BOARD]ゲーム終了判定を高速化。終盤解析がかなり高速化されるはず。
- [BOARD]ボード内部の石数のカウント方法を若干高速化。
- [SSTP]Sakuraがパスする際に誤ったセリフを喋らせていた問題を修正。
2.1.1 2001/04/28
αβ刈りにおけるバグ修正。
- [ALGORITHM]αβ探索において、切り捨てるべき手を切っていなかった問題を修正。平均探索速度が高速化。
2.1.0 2001/04/10
何か(仮) phase "inverse"に適合させるための変更。以後、旧バージョン(phase 40.01)はサポートされません。
- [FIX]ステータスバーの評価値表示欄が、起動直後に枠付きで表示されていた問題を修正。
- [SSTP]新しい 何か(仮) phase "inverse"に対応させるための一連の措置。
- [SSTP]Charset指定を行うようにした。
- [SSTP]mcatファイル中のSakuraScriptを最新の仕様に変更した。
- [SSTP]SSTP使用時のパス催促を以前より確実なものにした。パス待ちの間にも画面の再描画などが行われるようになった。
2.0.0 2001/04/02
チューニング作業。探索速度を25%アップ。
- [EVENT]区切りをつけるため見切り発車。2.0系列最初の正式リリース。
- [ALGORITHM]ボードの設計を変更、ボード操作にかかる時間を短縮。
- [CODE]関数呼び出し規約を_cdeclから__fastcallに変更し、オーバーヘッドを削減。
- [ALGORITHM]上記の2つの効果により、探索速度が約25%向上。
2.0 Beta1.3 2001/03/15
AIのチューニングと細かなバグフィックス。「画面デザイン」プロパティーページの問題が解決していないため2.0正式リリースにはできず。
- [AI]コンピュータ先手の場合は最初の一手をランダムに決定するようにした。
- [AI]確定石のカウント方法を高速化して、総探索時間を5〜10%短縮。
- [AI]終盤の読み切りを一手延長。
- [AI]「中」の確定石の重みをチューニング。
- [AI]開放度を計算する場所の指定を間違えていたことが判明したので修正。
- [AI]相手のウィングについては加点しないよう変更。
- [AI]終盤の読み切りを高速化するために、終盤評価関数を関数ポインタで表現して呼び出すようにした。
- [INTERFACE]棋譜を戻したり進めたりした際にインフォメーションウィンドウの現在の手番を示すカーソルが変わらない問題を修正。
2.0 Beta1.21 2001/03/09
mcatファイルの緊急修正。終盤で勝敗予想を表示するようになります。
- [FIX]通常用mcatファイルの不備により勝敗予想が表示されなかった問題を修正。
2.0 Beta1.2 2001/03/07
細かなバグフィックス。
- [FIX]SakuraCommが通信のたびにメモリリークしていた問題を解消。
- [FIX]オプションダイアログにおいて、mcatファイルのファイル名が不正だった場合に挙動がおかしくなる問題を修正。
- [FIX]オプションダイアログに無意味なコンテキストヘルプのボタンがあった問題を修正。
2.0 Beta 1.1 2001/03/03
コードの再設計、及び商標問題回避のための作業。興味がなければ落とす必要はありません。
- [CODE]全体のコード設計を見直し、大幅な書き換え。
- [CODE]"オセロ" "Othello"という文字列を排除。アルゴリズムクラス群を名前空間Harpの中に統合。それに伴ってデフォルト配色を変更。
- [FIX]終了時にメインウィンドウオブジェクトを解放していなかったバグを修正。
戻る
Copyright (C) 2001-2007 Seal Software <sealsoft AT sealsoft.jp>